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| ピンクの壁面に大きく書かれたロゴが目印 |

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田園都市線の市が尾駅を降り、駅の喧騒から離れ住宅街の坂道を上っていくと、年を重ねて味わいのある木の家が見えてくる。ピンク色の壁面に大きく「Bubble Over」と描かれ、どこかアメリカの西海岸のビーチのはずれにあるような・・・サーフボートやキャンピングカーが良く似合いそうなたたずまいに期待が膨らむ。

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| ドアを開けると、古きアメリカン・カントリーの世界が広がる。 |

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ぎしぎしと音をたてながら木の階段を登り、ドアを開けた瞬間に、アメリカの香りに包まれる。ギンガムチェックのテーブルクロス、暗い店内を照らすアンティークのライト、テーブルの上のマグカップや灰皿、メニュー、スタッフのTシャツ・・・・全てのディテールに「アメリカ臭さ」がちりばめられている。既にこの場所で24年。もはや老舗中の老舗。知る人ぞ知る、正真正銘のアメリカンレストラン。

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| アメリカに行く度に集めたアンティークの看板や小物が良い味を出している。 |

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「僕がはじめてアメリカに行ったのは1980年。あまりにも好きで、アメリカに通ううちに、自分たちで居心地のいい店が作りたくなったのがきっかけ。その頃はサーフィンに夢中で、70年代後半のクラシックロックが大好きだったから、サーファーのライフスタイルや音楽からますますアメリカの魅力に惹きこまれ、今でも年に2回は必ずアメリカに通っているよ。当時は、今ほど東京にアメリカの食材も雑貨もなかったから、アメリカに行く度にいろんなものを持って帰ってくる。ナプキンやダイナーにある砂糖やトマトケチャップまで。ハインツのトマトケチャップは、当時はガラスの瓶だったよね。重いのに、それでもボトルとロゴが好きで持って帰ってきて店におく。置いておくだけで、アメリカの匂いが漂ってくる。存在感がある。アメリカには、そういう愛着が持てるものが沢山あって、少しずつ持って帰っているうちに、こんな店になっちゃった」と、オーナーの鮫嶋勝昭さん。少年の様にキラキラと目を輝かして話す鮫嶋さんの言葉から、どんどんアメリカの魅力が溢れてくる。

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| アメリカン・ソーセージの人気のホットドックは抜群の味。 |

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メニューは、ハンバーガーやホットドッグからはじまり、ケイジャンやテックスメックスの本格メニューまで。何度も通わないと制覇できないほどの料理の種類は、鮫島さんがアメリカに行く度に「これは美味しいから店でやろう」と持ち帰ったものだという。 「アメリカ産ソーセージに自家製ピクルスの酸味が良くあいます。」とキッチンから運んできたくれたホットドッグは、「これぞアメリカン・ホットドッグ!」太いビーフのソーセージが何といっても存在感がある。ピクルスをのせ、ハインツのトマトケチャップとマスタードを好きなだけかけてかぶりつく。ピクルスは、瓶詰めのものに、オニオンのみじん切りがブレンドされたオリジナル。

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| 爽やかな笑顔で迎えてくれる副店長の尾崎匡友さん |

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20年前から通う常連客も、今では子供の世代がデートで使い、3世代にわたって家族で利用する人も増えたという。きっとアメリカ好きなら応えられない、ついついまた来てしまいたくなる、そんな強烈な吸引力に引き寄せられているに違いない。
(取材:Office K2M Inc. / 撮影:世良武史)

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